雨宿りのテルテル坊主

PBWシルバーレインのPC、吊下骸の日記

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リハビリ奮闘記


先日、僕はめでたく退院した

そして帰路の途中、見慣れた紙袋を被った
鬼頭・菫こと、菫さんに出会ったのだった



「退院おめでとう!調子はどうだい?」

「うぅ、体が鈍って思うように動かないのです・・・」

この5日間、ほとんどベッドの上で過ごしたせいか
最初、歩くこともままならなかった


「それじゃ、ちょっと早いけど肩慣らしって事でGTはどうかな?」

「え、いいんですか?」

「まあ、いいから誘ってるんだけどね!」


菫さんらしい、そんな言葉に甘えて、僕はお世話になった
幸い荷物は少なかったので、駅の簡易ロッカーに預けて
GT「津ヶ森小中学校」へ向かったのだった





「お疲れ様!」





一周を終えたところで、息が切れたように苦しかった・・・
菫さんが「大丈夫?」と声をかけてくれたのが、辛うじて聞き取れる
・・・そのくらい感覚が鈍っていたのだ

「連れ出しておいてなんだけど、あんまり無理しないようにね!」

「えへへ、大丈夫で・・・すよ!」

ただ本当に無理をするのは、自分にとっても
相手にとっても、いいものではない
引き際は肝心だ


「それじゃぁ、また教室で!」

「今日はありがとうございました~!」


そんな会話で、今日のリハビリは締めくくられたのだった





――――――――-数日後


PM1:00


「菫さん、今日はGT一緒にいきませんか?」


僕は、菫さんに再度GTへの同行をお願いした
答えは「いいよ!」これにつきた


PM4:28


津ヶ森小中学校は構造上、怪しい空気が渦巻く
職員室へ行くのに、遠回りする必要があった
その途中にある、理科実験室

そこにはドロロワグマや折り畳み男といった
荒々しいゴーストが待ち構えていた


先手、菫さんのブラストヴォイスが全体へダメージを与える
その後、ひるんだドロロワグマに僕は、爆水掌を叩き込んだ
その巨体のせいか、吹き飛ぶことはなかったものの
相手は大きく体勢を崩した

にも関わらず、その腕を、振り下ろしてきたのだ

避けようとするも、動体視力に体の動きは全く追いつかない
つまり、くるのがわかってても間に合わない!


ブシャッ!


その振り下ろされるはずだった腕は、見事に吹き飛んだ
菫さんがフォローに入ってくれたのだ

ひとまず、その飛び散る体液を浴びないように
近くの机の下に飛び込む・・・

「わぁ!?溶けてる溶けてる!」

飛沫をあげるその溶液が机の脚にかかり
見る見るうちに、机は半壊した

もう片側から、顔を出そうとした時
ふいに声がとんできた

「ふせといた方がいいよ!」

声に反応して、無意識に屈むと
ドカッ!と派手な音をたてて
折り畳み男の斧が、腕ごと飛んできたのだった

・・・もう少しでスプラッタ劇場になるところだったよ!



理科実験室での戦闘を終えて、いよいよ怪しい職員室へ・・・
・・・大丈夫、今度は打ち勝ってみせる

戸を通過した所で、あのチャイムが鳴り響いた
ぞろぞろと、ゴースト達が姿を現す・・・



そんな緊張の最中、僕は初めてスゴイ光景を目撃した



先手、菫さんのブラストヴォイスが命中
追撃が決まって・・・・・


その、あのね、校長室に居たボスのシラバキ以外

        壊    滅    !


「あれ?決まったかな?」

スゴイ、とただただ僕は菫さんを見ていた



と、校長室からひょっこりシラバキが
こちらに向かってきた

とたん、射撃にも似た要領で、超誘眠を仕掛けてきた
一瞬、頭に血が昇ったように、意識が朦朧として
まぶたが重くなる・・・


こんなところで、また負けるのか?

       否!

おもむろに舌を噛む、少し血の味がした

菫さんに続いて、攻撃の手を休めずに叩き込んだ
・・・最後の一撃にシラバキは霧のように掻き消えた


「あ、勝った・・・勝ったーーー!」

自分でもたまに思う、本当に子供みたいにはしゃいだ

「あは、お疲れ様!本調子に戻ったかなぁ?」

そう、リハビリという名目でGTに誘ったのだ
惜しみなく協力してくれた菫さんに
僕は感謝の気持ちでいっぱいだった


「菫さんのおかげです!久しぶりだな、この感か・・・」


言いかけて、視界がぐにゃりと、ねじまがった





PM7:38

重いまぶたが自然と開いた・・・

「!」

さっきまでいた職員室の天上を見て
僕は、勢い良く起き上がった

「気がついたかい?」

声のする方を振り向くと、隣には菫さんが腰をかけていた
僕は、あの後、シラバキの誘眠の効果で眠ってしまったみたいだ

「ごめんなさい!本当にごめんなさい!!」

いくら敵の攻撃の効果とはいえ、相手の前で爆睡はいただけないと思った

「あは、特に気にしてないよ!」

気を負わせない答え
それがこの人の優しさでもある
いつだって、変わらない人
それが鬼頭菫に惹かれている理由の一つでもある


「・・・菫さん、その、受け取ってほしいものがあります」


正座をして、ちょっと緊張した声で切り出す
それを見て菫さんも、「何?」とこちらに体を向ける

いつもの教室で話しているのとは、ちょっと違う
いつものノリで話すのとは、ちょっと違う
タイマンとも言うべき、1対1の会話

普段、滅多にある機会ではない

背負っていた小さいリュックから取り出した、薄い包みを渡す

「あの、これ、お見舞いの時のお礼です!
 良かったら貰ってください!!!」

ありったけの声を振り絞る

「開けてもいい?」
「どうぞ!」

間髪いれずに返答する



そう、実は結構このお礼に悩んだのだった

アクセサリー類はつけているイメージがなく
食べ物は何が好きなのか、実は良くわからない
日用雑貨にいたっては日常生活が謎だった

そんなこんなで、結局
『感謝の気持ちを伝える、かつ自分に出来ること』
で決まったのだ

ちょうど立ち寄ったお店で「肩たたき券」を見つけた
懐かしさにひかれつつ、隣の棚を見た時
僕は是非、これにしようと思った












「肩爆水掌券」



「ええと、有難いんだけど、これ普通に吹っ飛ぶ気がする!」

肩の疲れ、もとい肩ごと

「だ、大丈夫ですよ!これでも練習したんですから!
 こう、気持ちよく、肩の疲れを吹っ飛ばしますから!」

「え?誰で!?」と驚いている菫さんを見て

「ふふふ、入り用になったら、声かけてくださいね!」

その場を誤魔化して、今日は別れを告げた




いつも構ってくれて大好きな菫さん
例えるならば、お父さんの感覚に近いというのは
もうしばらく、秘密にしておこう!


こうして僕は、菫さんの協力の元、無事リハビリを終えたのだった!

明日からまた、頑張ろう!!!

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  1. 2007/06/03(日) 23:32:42|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<【取り扱い説明書バトン】 | ホーム | 退院前日の夜>>

コメント

(日記を読み返している)


菫さん、ご協力ありがとうございました!
「こういう口調じゃない気がする私っ!」
って思ったら遠慮なく、手紙やら何やら
突っ込みにきてください!
  1. 2007/06/04(月) 09:55:34 |
  2. URL |
  3. むくろ #1ysID9Ow
  4. [ 編集 ]

完治おめでっとー!!

>日用雑貨にいたっては日常生活が謎だった

ごめん爆笑した
本当何食ってんだろうね、菫センパイ!
今度追跡してみたいよな、本気で。

12回もやったら肩くだけるっていうか、
菫センパイ消えてなくなる…!

とにかく完治おめっとー!
またGTでお世話になるんだぜ!

  1. 2007/06/05(火) 22:50:51 |
  2. URL |
  3. エマ #dvUYBDnY
  4. [ 編集 ]

ありがとー!

えへへ、おかげさまで完治なのです!

普通に生きてると結社で聞いたものの
やはり、気になるものは気になるのですよ!
でも、追跡する前に気づかれそう!

肩爆水掌はちゃんと手加減して打ちます!
大丈夫です、これでも結構上手くなりましたから!

GTは僕もまだまだお世話になります。
頑張って精進するね!
  1. 2007/06/06(水) 19:52:40 |
  2. URL |
  3. むくろ #1ysID9Ow
  4. [ 編集 ]

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