雨宿りのテルテル坊主

PBWシルバーレインのPC、吊下骸の日記

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風と星の海へ


菫さんと山に行ってきました!





「たまやーーー!!!」
「それちょっと違うと思うよっ!」

涼しい風が吹きぬける山頂付近
骸は夏休み終わり間近と暑い夏から逃げるため
とある企画の山頂ハイキングに鬼頭菫を誘った

茹だるような暑さからの解放と高い場所
その両条件だからこそ誘ったのもある
厳密に言えば、高い場所が決め手だった

「あいヤ、えーっと・・・何でしたっけ?」
「世間一般的なら『やっほー』じゃないかな?」
「そでした!・・・やっほーーー!!!」

微かな霧、薄っすらと浮かび上がる山々に声が響く

「ブラストとかヒュプノとか、ボイスやったら凄そうですネ!」
「確かに遠くまで届きそうかもねって、イグニッションは禁止だよっ!」

そんな冗談を交えつつ、歩を進める二人
身長が50cm程も違うので菫が注意して歩幅を合わせていた
そんな菫を見ながら骸もまた、なるべく遅れないように歩いていた
足元を草が掠めてくすぐったい

「あ、菫さん!僕高い山で咲いてる植物調べてきたんです!」

道中、色々な花々を見て骸は事前に好奇心で調べていたことを振り返る
うん?と話しに耳を傾けた菫に骸はメモを取り出して喋り始めた

「赤実の犬黄楊、白色の花で赤い実がなります!
 山荷葉、これも白いんですが紫の実が熟すのです!
 ハルリンドウは春竜胆とも書きまして、
 根っこを加工すると漢方になるんですヨ!」
「何だか食べれそうなのが多いねっ!」
「見つけたら摘んで帰るつもりです!」

ちなみに本当に食べられるかは不明である
この時期に咲いてるかも不明である

しばらくして少し休憩をいれた
風が吹き抜けて菫のコートがはらはらと揺れている
つい先日の教室の出来事が不意に頭をよぎった

「菫さん」
「うん?何?」
「あ、いえ、名前を呼びたかっただけです!」

不自然、かつ唐突
だが何となく、呼びたくなった
呼ばれた当人はさして重要ではないと判断してくれたようで
何も聞かずに「そう」とだけ言った

「高いとドコまでも見渡せる気分ですネ!」

そんな空気を吹き飛ばすように声を出す
その山頂からの景色は先程よりも鮮やかで雄大さがあった

「あは、遠くまで見えるのは何となく嬉しいよね!」

涼しい風が頬を掠めて、皮膚からその温度を感じる
そんな夏の終わりであった

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  1. 2007/09/05(水) 23:08:32|
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